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2015/8/28

ラブ&ポップを読み終えた。力任せに女性を支配したがる男。若くて可愛い女の子に自分の自慢話をする男。孤独だ。求める側は孤独なのだ。
オスメスとしての肩書き、双方が何を望んでいるか、伝言ダイヤルの場面が面白い。年齢、身長、体重、スリーサイズ、金額…
中学生から高校生くらいまでの女の子、と指定してくるおじさんとかって何なんだろうと思ったけど疑似恋愛を望んでるのだとしたら納得がいくような気がした。その年齢が最も恋愛に依存しやすいというか、純度の高い恋愛をしている、と思う。
マックでの機械的なレジのやり取り。渋谷の街を行き交う人々の会話。こういう映像的な文章書くところが美術やってた人っぽいなと思った。実際映像になってるけど。
昨日の夜、いつも賑わっている場所に一人だった。子供が不在の子供部屋のようだった。手作りのブランコに座って、ワクワクするものがたくさん転がっているのを眺めていたけれど、どれも同じ埃のような灰色で、輪郭にノイズが入ってて、プロジェクターで映し出されたペラペラの触れられないものみたいだ。
風が吹くとビニールの擦れる音と薄氷が割れるような音がして、ここはこんなに狭い場所だったろうか、と思った。吸い込まれるような闇ではなく、拒絶するようなグレー。
大勢の中で一人、その場所でいつも感じる孤独と同じ種類のものだった。